戦国時代の女性はふさふさじゃなきゃ駄目(直球)
「こいつ何言ってるんだ…?」
と思いましたか?
戦国時代の女性は、ふさふさでないと困ったようだというお話です。
戦国時代は、結い髪が発展しておらず、また古代にあった簪やジュエリー 文化は途絶えており
油をたくさん塗った長い髪こそが当時の男たちにとって最高にセクシーで美しい時代でした。
(宣教師なんかは、ちょっとくさいとまでいうくらいベッタベタに髪の毛に椿油などを塗っていたそう)
現代のサラサラヘアスタイルなんかは、庶民が油を塗れない=貧乏くさいとも思われていたそうです。
髪が豊かでないとか、黒くない女性は、髪売りから髪を買ったりして付け毛にしたくらい、重要なものでした。
(明智光秀の妻の逸話はあまりに有名ですね)
「ああ〜、ふさふさって、髪ね、髪。」
と納得してくださった方、
少し違います。
ふさふさは、陰毛です。
陰毛です。(2回目)
なぜかと言いますと、当時、いえ古代から「女性の体に対する呪術的な信仰」が日本には存在しました。
(詳しいことは柳田國男先生とかその辺の民俗学的な本を読んでください)(丸投げ)
女性の黒髪には呪力的な何かが宿る…というところから、
じゃあ、愛しい愛しい女の陰毛にも、何かが宿るやろ!と武士たちは考えたのか
陰毛を縫い込んだお守りや、陰毛を焼いて飲んで薬にしてみたり、模索して戦場に持っていったそうです。
(漁師さんも、似たような風習があるそうです。)
DNA鑑定や、保険制度なんてものがない戦国時代で
まさに、「出陣」は
愛しいものたちとの永遠の別れであり、
妻や子供たちにとって頼るべき夫を失うかもしれない、
生と死の狭間への旅立ちだったのです。
今は海外へ派兵しても、基地ではwifiが飛び回り、
ビデオ通話などで愛しいひとたちの顔を見られるインターネットが発達した現代の「戦争」や生活からすると
(とんでもない変態だ)
と思いますが 手紙が届くには何日もかかり、 似顔絵も精緻でなく、
愛しいひとのおもかげにしか触れられなかった時代、 「体の一部」は神聖で大切なものであったのでしょう。
戦場には芸人や遊女たちが巡業に来ますが、 妻や思い女を連れてくるわけにもいきません。
(妻妾を呼び寄せたといわれる北条征伐や名護屋の陣は天下人の力で城郭を作り上げる特殊で壮大は事業のおかげです。)
異性ならなんでもいいタイプの人もいますが
好きな人しかいや!なタイプも、荒ぶった戦国時代でももちろん存在したでしょう。
そんな武将にとっては、 思い女のかおりや存在に触れられる髪の毛や陰毛は非常にありがたいものだったと思います。
それにしても、戦国時代、VIOツルツルにしたい女性にとっては 「え〜?!お前の陰毛もらえないじゃん!」 って駄々をこねられちゃうのでしょうか…
がんばれ、戦国女性。
※こちらの髪の毛や陰毛信仰は、古代からあったものですが、明確な資料は見つかっていない、俗説であります。